2020年に開催される東京五輪。本連載では、東京五輪での活躍が期待される注目株の生い立ちや夢舞台への想いに迫っていく。
第2回目は、楽天イーグルスの守護神として最年少100セーブ、昨年は最多セーブ投手賞のタイトルも獲得した松井裕樹投手が登場!
飛躍を遂げた要因には奥様の存在があったという。またその一方で、これまで順調にキャリアを積み上げ、日本代表に何度も選出されてきた左腕だが、本人は「凸凹なシーズンを繰り返している」と振り返る。果たしてその真意とは一体?
今年から挑戦する先発への思い、そして「人間・松井裕樹」の目標を赤裸々に語ってくれた。
――松井投手は19歳の時に侍ジャパンに初招集されました。ちょうどその年は第1回プレミア12の年でしたね。準決勝の韓国戦では登板して黒星がついたわけですが、あの大会は覚えていますか?
もちろん覚えています。マウンドに上がった以上、フォアボールを出したのは僕の責任ですし、期待に応えられなかったのも事実なので当然、悔しい思いはあります。侍ジャパンに行くたびに、「プレミアでは~プレミアでは~」って言われますし、自分はジャパンのユニフォームを着てシーズンのような投球ができていないので、見返したい気持ちがあります。
――山崎康晃投手(DeNA)は第1回プレミア12の準決勝でマウンドに立てなかった悔しさがバネになったと語っていました。松井投手もその悔しさが現在のプレーに生きているのでしょうか?
かなりあると思います。あの大会の後、日本代表で活躍して、日本代表のユニフォームを着て結果を出すという目標設定になってきているので、高い意識を持って取り組むことや、そう考えるっていうところにおいては、あの試合だけでなく日本代表でのプレーがモチベーションになっていますね。
――今までで一番印象に残っている試合は何ですか?
第4回WBCのオランダ戦です。今までで一番緊張した試合でしたし、メジャーリーガーの凄さを肌で感じました。
――具体的にメジャーリーガーのどんなところに凄さを感じましたか?
菊池(涼介/広島)さんのスーパープレーが出た時、マウンドにいたのは僕だったんですけど、あの打球は自分の横を通っていったと思ったんですね。ですが、スローで見たら打球は股の間を抜けていて、人間の速度では追いつけないような打球を(メジャーリーガーは)飛ばすのか、と驚かされました。
第2回目は、楽天イーグルスの守護神として最年少100セーブ、昨年は最多セーブ投手賞のタイトルも獲得した松井裕樹投手が登場!
飛躍を遂げた要因には奥様の存在があったという。またその一方で、これまで順調にキャリアを積み上げ、日本代表に何度も選出されてきた左腕だが、本人は「凸凹なシーズンを繰り返している」と振り返る。果たしてその真意とは一体?
今年から挑戦する先発への思い、そして「人間・松井裕樹」の目標を赤裸々に語ってくれた。
――松井投手は19歳の時に侍ジャパンに初招集されました。ちょうどその年は第1回プレミア12の年でしたね。準決勝の韓国戦では登板して黒星がついたわけですが、あの大会は覚えていますか?
もちろん覚えています。マウンドに上がった以上、フォアボールを出したのは僕の責任ですし、期待に応えられなかったのも事実なので当然、悔しい思いはあります。侍ジャパンに行くたびに、「プレミアでは~プレミアでは~」って言われますし、自分はジャパンのユニフォームを着てシーズンのような投球ができていないので、見返したい気持ちがあります。
――山崎康晃投手(DeNA)は第1回プレミア12の準決勝でマウンドに立てなかった悔しさがバネになったと語っていました。松井投手もその悔しさが現在のプレーに生きているのでしょうか?
かなりあると思います。あの大会の後、日本代表で活躍して、日本代表のユニフォームを着て結果を出すという目標設定になってきているので、高い意識を持って取り組むことや、そう考えるっていうところにおいては、あの試合だけでなく日本代表でのプレーがモチベーションになっていますね。
――今までで一番印象に残っている試合は何ですか?
第4回WBCのオランダ戦です。今までで一番緊張した試合でしたし、メジャーリーガーの凄さを肌で感じました。
――具体的にメジャーリーガーのどんなところに凄さを感じましたか?
菊池(涼介/広島)さんのスーパープレーが出た時、マウンドにいたのは僕だったんですけど、あの打球は自分の横を通っていったと思ったんですね。ですが、スローで見たら打球は股の間を抜けていて、人間の速度では追いつけないような打球を(メジャーリーガーは)飛ばすのか、と驚かされました。