専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
プロ野球

【2021主力選手通信簿|ソフトバンク】不振&故障者続出でまさかの低評価。柳田も“彼基準”からすれば物足りない<SLUGGER>

出野哲也

2021.12.03

●牧原大成
[試合] 98 [打数] 273    [打率] .278
[本塁打] 4 [打点] 21    [OPS] .668 [盗塁] 14
評価:可もなく不可もなく(C)
後半戦はほぼセンターのレギュラーを手中にし、フェンス激突のファインプレーも披露。出塁率は高くなくとも、得点圏で打率.377、14盗塁で失敗1回と足でも貢献した。

●デスパイネ
[試合] 80 [打数] 261    [打率] .264
[本塁打] 10 [打点] 41    [OPS] .810 [盗塁] 0
評価:可もなく不可もなく(C)
前半戦は打撃不振の上、キューバ代表への参加で5月から3か月以上離脱。だが、9月に10打席連続出塁をマークするなど、オールスター後はOPS.908と、まだまだ力があるところを見せた。

●周東佑京
[試合] 70 [打数] 169    [打率] .201
[本塁打] 3 [打点] 5    [OPS] .519 [盗塁] 21
評価:ガッカリです(E)
日本一に貢献したスピードスターも昨年から一転、極度の打撃不振に加えて守備も低調。一番の武器である足でも21盗塁は決めたものの走塁ミスも多く、さらには人差し指骨折に右肩手術など散々だった。

●グラシアル
[試合] 37 [打数] 138    [打率] .304
[本塁打] 5 [打点] 15    [OPS] .817 [盗塁] 2
評価:がんばりましょう(D)
5月に右手薬指骨折と靭帯損傷の重傷を負い、復帰が叶わずシーズン終了。柳田を援護できる大砲を失ったのはあまりにも痛かった。退団の噂もあったが、残留の見込みとの朗報。
 
●リチャード
[試合] 34 [打数] 105    [打率] .181
[本塁打] 7 [打点] 20    [OPS] .652 [盗塁] 0
評価:可もなく不可もなく(C)
期待の大砲候補は9月2日にプロ初出場し、3戦目での初アーチは満塁弾。打率1割台、出塁率も.233と課題も露呈した半面、105打数で7本塁打と破格のパワーを発揮し、来季に向けて明るい材料になった。

●長谷川勇也
[試合] 71 [打数] 100    [打率] .260
[本塁打] 3 [打点] 19    [OPS] .797 [盗塁] 0
評価:おつかれさまでした
まだまだ打撃技術に衰えはなく、OPSは.797の高率ながらも故障に勝てず引退。最後まで相手チームには代打としてプレッシャーをかけ、味方には闘志あふれるプレーで見本となった。

【監督】
●工藤公康
60勝62敗21分 勝率.492(4位) 得失点差+71(1位)
評価:おつかれさまでした
得失点差+71はリーグ最多でありながら、勝率5割にも届かない異常事態に陥った責任は免れない。野手起用を小久保裕紀ヘッドコーチに任せたのも結果的に失敗で、続投要請は辞退した。

文●出野哲也
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号