●菊池涼介(2B)→予想契約額1年100万ドル
◯ワールドクラス(?)の二塁守備
×打撃は苦戦が濃厚。守備の汎用性も…
・菊池はレギュラーとして十分な打撃成績を残せるか?
「私はそうは思わない。彼は日本でも質の高い速球には手を焼いている。メジャーでは、もっと速いボールで手玉に取られると思う。3月のオープン戦レベルの速球が打てないなら、他にどんな球が打てるというんだ?」
「MLBで彼の攻撃力が最大限に発揮されるとは思えない。ただ、二塁に人材がいないチームにとっては欠けたピースになるかもしれない」
こうした意見が多数を占める中、少なくとも1人のスカウトは彼の守備力を高く評価している。
「MLBでもゴールドグラブを獲得するか、それに近いところまで行くと思う。打球の追い方は左右どちら側でもまさに完璧だ。信じられないほどうまく打球に備えている」
このように、今オフMLBを目指す3人は、これまでの日本人選手と比べて最もエキサイティングなグループとは言えないかもしれない。それでも、彼らがMLB球団からどのような評価を受けるかは非常に興味深い。
文●ジム・アレン(共同通信) 翻訳●木村愛
※『スラッガー』2020年1月号より転載
【著者プロフィール】
ジム・アレン。1960年生まれ。カリフォルニア大サンタクルーズ校で日本史を専攻。卒業後に英語教師として来日し、93年から取材活動を開始。現在は共同通信の記者として活躍中。ベイエリアで育ち、子供の頃は熱心なジャイアンツファンだった。
◯ワールドクラス(?)の二塁守備
×打撃は苦戦が濃厚。守備の汎用性も…
・菊池はレギュラーとして十分な打撃成績を残せるか?
「私はそうは思わない。彼は日本でも質の高い速球には手を焼いている。メジャーでは、もっと速いボールで手玉に取られると思う。3月のオープン戦レベルの速球が打てないなら、他にどんな球が打てるというんだ?」
「MLBで彼の攻撃力が最大限に発揮されるとは思えない。ただ、二塁に人材がいないチームにとっては欠けたピースになるかもしれない」
こうした意見が多数を占める中、少なくとも1人のスカウトは彼の守備力を高く評価している。
「MLBでもゴールドグラブを獲得するか、それに近いところまで行くと思う。打球の追い方は左右どちら側でもまさに完璧だ。信じられないほどうまく打球に備えている」
このように、今オフMLBを目指す3人は、これまでの日本人選手と比べて最もエキサイティングなグループとは言えないかもしれない。それでも、彼らがMLB球団からどのような評価を受けるかは非常に興味深い。
文●ジム・アレン(共同通信) 翻訳●木村愛
※『スラッガー』2020年1月号より転載
【著者プロフィール】
ジム・アレン。1960年生まれ。カリフォルニア大サンタクルーズ校で日本史を専攻。卒業後に英語教師として来日し、93年から取材活動を開始。現在は共同通信の記者として活躍中。ベイエリアで育ち、子供の頃は熱心なジャイアンツファンだった。