――今も多くの助っ人外国人が日本に来ますが、彼らにアドバイスを送るとしたらどんなことを言いますか?
「日本人選手がすることを真似しろ」だね。メジャーリーガーのプライドとか、そんなものを日本に持ち込むな。それからコミュニケーションの方法を学べ。「ナマケモノ」や「ワガママ」はダメ。そんな奴は長く続かない。そうだろ? 良きチームメイトになって、日本人選手がすることを真似るんだ。
――日本球界の現状についてはどう思いますか?
俺がプレーしていた頃と比べて、タレントの質は少し落ちていると思う。外国人選手も、実績のあるメジャーリーガーの代わりにラテンアメリカ系の選手が増えてきた。そのことも少し関係しているんじゃないかと思っている。メジャーリーガーとしての経験を日本にもたらすことができる。そこから多くを学ぶ日本人選手もいるからね。
それに、相変わらずバントも多いな。しかも、三塁手や一塁手がチャージして走者をアウトにするようなプレーは少ない。アグレッシブや走塁やヒットエンドラン、三塁打もあまり見ないね。日本人選手の打撃スタイルにも問題があると思う。リトルリーグ、高校、大学からずっと変わらない。外国人選手のスウィングを見ると内角球のさばきが速い。だから、ホームランを打てるんだ。日本人はそれがファウルになってしまう。ゾーン内にバットを長く保つのに苦している。それに、3-1の打者有利のカウントを生かしきれていないね。
――つまり、全体にアグレッシブさに欠けていると?
そうだ。俺はもっと積極的な打撃と走塁が見たい。バントは7回以降でいいよ。
――投手についてはどうですか? 1990年に出版した著書(『さらばサムライ野球』)を読んだのですが、当時から「日本の投手は酷使されている」と書いていましたね。
今もそうだ。彼らは自分にとって最高のボールをブルペンで投げているよ。それに、全体に球数も四球も多すぎるな。3-2カウントの場面も多い。日本の投手は2ストライクに追い込んでからのボール球が多い。あれは必要ないよ。
誤解しないでほしいのは、俺が日本野球にネガティブな感情を抱いているわけじゃないということだ。俺はいつか、メジャーリーグで日本人選手がショートやセカンド、キャッチャーのレギュラーを取ってほしいと願っているよ。
「日本人選手がすることを真似しろ」だね。メジャーリーガーのプライドとか、そんなものを日本に持ち込むな。それからコミュニケーションの方法を学べ。「ナマケモノ」や「ワガママ」はダメ。そんな奴は長く続かない。そうだろ? 良きチームメイトになって、日本人選手がすることを真似るんだ。
――日本球界の現状についてはどう思いますか?
俺がプレーしていた頃と比べて、タレントの質は少し落ちていると思う。外国人選手も、実績のあるメジャーリーガーの代わりにラテンアメリカ系の選手が増えてきた。そのことも少し関係しているんじゃないかと思っている。メジャーリーガーとしての経験を日本にもたらすことができる。そこから多くを学ぶ日本人選手もいるからね。
それに、相変わらずバントも多いな。しかも、三塁手や一塁手がチャージして走者をアウトにするようなプレーは少ない。アグレッシブや走塁やヒットエンドラン、三塁打もあまり見ないね。日本人選手の打撃スタイルにも問題があると思う。リトルリーグ、高校、大学からずっと変わらない。外国人選手のスウィングを見ると内角球のさばきが速い。だから、ホームランを打てるんだ。日本人はそれがファウルになってしまう。ゾーン内にバットを長く保つのに苦している。それに、3-1の打者有利のカウントを生かしきれていないね。
――つまり、全体にアグレッシブさに欠けていると?
そうだ。俺はもっと積極的な打撃と走塁が見たい。バントは7回以降でいいよ。
――投手についてはどうですか? 1990年に出版した著書(『さらばサムライ野球』)を読んだのですが、当時から「日本の投手は酷使されている」と書いていましたね。
今もそうだ。彼らは自分にとって最高のボールをブルペンで投げているよ。それに、全体に球数も四球も多すぎるな。3-2カウントの場面も多い。日本の投手は2ストライクに追い込んでからのボール球が多い。あれは必要ないよ。
誤解しないでほしいのは、俺が日本野球にネガティブな感情を抱いているわけじゃないということだ。俺はいつか、メジャーリーグで日本人選手がショートやセカンド、キャッチャーのレギュラーを取ってほしいと願っているよ。