現代のNBAを代表するスーパースターであるヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)は、2023ー24シーズンに向けて、殿堂入りセンターのアキーム・オラジュワンとワークアウトする計画を明かした。
これを受けて、元NBA選手のギルバート・アリナスは、大金を費やしてまで一緒にトレーニングするメリットはないと持論を展開している。
2013年のドラフト1巡目15位指名でNBA入りしたヤニスは、これまでの10年間でシーズンMVP2回、オールNBA1stチーム選出5回、オールディフェンシブ1stチーム選出4回、NBA最優秀守備選手賞1回、オールスター出場7回、NBA75周年記念チーム選出のほか、2021年にはリーグ優勝&ファイナルMVP受賞を果たしている。昨季は自己ベストの平均31.1点(リーグ5位)を叩き出しており、現代において最も支配的な選手の1人と言っていい。
今季でキャリア11年目、12月には29歳となるヤニスは『NBA.com』で、「今年のトレーニングキャンプは、ヒューストンに行ってアキーム・オラジュワンとワークアウトしようと思っている。彼のプレーが大好きだし、一緒に数日過ごして、何か学んだり、いくつかのことを身につけられたらいい」と語り、レジェンドから学ぶ意欲的な姿勢を見せた。
オラジュワンと言えば、1994、95年とヒューストン・ロケッツを2連覇に導いた名センターで、213㎝とは思えない軽快なフットワークやフェイクでマッチアップ相手をキリキリ舞いさせた。
過去にレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)もオラジュワンに弟子入りしたことがあるが、アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『No Chill with Gilbert Arenas』で、レブロンのように大金を費やしてオラジュワンとトレーニングすべきではないと否定的な見解を示した。
「俺はヤニスとそのポストアップムーブを批判してきたが、アキーム・オラジュワンとのトレーニングに5万ドル(約740万円)も使うなんて、今の時代あり得ない。レブロンも同じことをしたが、(オラジュワンの必殺技である)ドリームシェイクは見られなかった。レブロンにオラジュワンの要素を感じたことはないだろう? まず、1990年代のことを学ぼうというのが理解できない」
オラジュワンが活躍したセンター全盛の時代から、現在はスモールバスケットボール化、ポジションレス化が急速に進んでいる。そんな背景もアリナスの口調を強める要因となっているようだ。
「後輩の若者に5万ドルも請求して、恥を知るべきだ。1984年にNBA入りした時、1試合5万ドルももらえなかった。若者たちを介して金を取り戻そうとしているんだ!」
オラジュワンとのトレーニングが実現すれば、ヤニスは成長した姿で周囲の雑音をかき消すしかなさそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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オラジュワンと言えば、1994、95年とヒューストン・ロケッツを2連覇に導いた名センターで、213㎝とは思えない軽快なフットワークやフェイクでマッチアップ相手をキリキリ舞いさせた。
過去にレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)もオラジュワンに弟子入りしたことがあるが、アリナスは自身がホストを務めるポッドキャスト番組『No Chill with Gilbert Arenas』で、レブロンのように大金を費やしてオラジュワンとトレーニングすべきではないと否定的な見解を示した。
「俺はヤニスとそのポストアップムーブを批判してきたが、アキーム・オラジュワンとのトレーニングに5万ドル(約740万円)も使うなんて、今の時代あり得ない。レブロンも同じことをしたが、(オラジュワンの必殺技である)ドリームシェイクは見られなかった。レブロンにオラジュワンの要素を感じたことはないだろう? まず、1990年代のことを学ぼうというのが理解できない」
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