ところで、“ネクスト・ジョーダン”と呼ばれた選手は、これまでどれだけいただろうか。ネットで調べてみたところ、カルチャー情報サイト『COMPLEX』がおあつらえ向きの特集を掲載していた。題して『“ネクスト・ジョーダン”と呼ばれたNBA選手のコンプリート・ヒストリー』。
古い順に列挙すると、レン・バイアス、ハロルド・マイナー、グラント・ヒル、アンファニー・ハーダウェイ、ジェリー・スタックハウス、ヴィンス・カーター、コビー、トレイシー・マッグレディ、レブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、ケビン・デュラント、デリック・ローズの計12人。
その中で、ジョーダンに最も近づいたのは、やはりコビーである。
明確に語ったことはなかったと思うが、コビーが他の誰よりも意識し、憧れ、追い付き追い越したいと強く思い、それでいて心のどこかで絶対に手の届かない存在だと感じていたアイドルが、ジョーダンだったのではないだろうか。
バスケットボールの神様を超えることが夢だった。けれど、限りなく近づくことはできても、神以上の存在にどうしてもなれないことは、他の誰よりも自分が一番よくわかっていた。その最後の壁は、どんなに真似してみても、どれだけ努力しても、いくら運を味方につけても、乗り越えられる類のものではなかった。それでも彼は、キャリアを通して挑み続ける以外なかった、そんな気がする。
■ジョーダンに対面するなり挑戦状を叩きつけたコビー
コビーは高校時代からジョーダンを強く意識していた。2014年の『LAデイリー・ニューズ』にこんなエピソードが掲載されている。コビーが高校最終学年時の17歳、ジョーダンは33歳で4個目の優勝リングを手にした頃の話だ。
「『ジョーダンは俺を止めることができない』、そうコビーが言ったのを覚えているよ」。高校でコビーの元チームメイトだったデイビッド・ラスマンは回想する。「彼は続けてこう言った。『俺がジョーダンを止められると言ってるんじゃない。ジョーダンは俺を止めることができない』」。
この話を知った時、ジョーダンの別のエピソードが思い浮かんだ。ビデオゲームの『NBA 2K14』が2013年にリリースされた際、プロモーション用にジョーダンのインタビュー動画がアップされ、その中で語られた逸話である。
古い順に列挙すると、レン・バイアス、ハロルド・マイナー、グラント・ヒル、アンファニー・ハーダウェイ、ジェリー・スタックハウス、ヴィンス・カーター、コビー、トレイシー・マッグレディ、レブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、ケビン・デュラント、デリック・ローズの計12人。
その中で、ジョーダンに最も近づいたのは、やはりコビーである。
明確に語ったことはなかったと思うが、コビーが他の誰よりも意識し、憧れ、追い付き追い越したいと強く思い、それでいて心のどこかで絶対に手の届かない存在だと感じていたアイドルが、ジョーダンだったのではないだろうか。
バスケットボールの神様を超えることが夢だった。けれど、限りなく近づくことはできても、神以上の存在にどうしてもなれないことは、他の誰よりも自分が一番よくわかっていた。その最後の壁は、どんなに真似してみても、どれだけ努力しても、いくら運を味方につけても、乗り越えられる類のものではなかった。それでも彼は、キャリアを通して挑み続ける以外なかった、そんな気がする。
■ジョーダンに対面するなり挑戦状を叩きつけたコビー
コビーは高校時代からジョーダンを強く意識していた。2014年の『LAデイリー・ニューズ』にこんなエピソードが掲載されている。コビーが高校最終学年時の17歳、ジョーダンは33歳で4個目の優勝リングを手にした頃の話だ。
「『ジョーダンは俺を止めることができない』、そうコビーが言ったのを覚えているよ」。高校でコビーの元チームメイトだったデイビッド・ラスマンは回想する。「彼は続けてこう言った。『俺がジョーダンを止められると言ってるんじゃない。ジョーダンは俺を止めることができない』」。
この話を知った時、ジョーダンの別のエピソードが思い浮かんだ。ビデオゲームの『NBA 2K14』が2013年にリリースされた際、プロモーション用にジョーダンのインタビュー動画がアップされ、その中で語られた逸話である。
関連記事
- 【1周忌特別コラム】アンチすら魅了するコビーという男。因縁の相手とも友人関係を築き、そして生まれた“傑作CM”〈DUNKSHOOT〉
- 【追悼コラム】Mamba Forever――不世出の名選手コビー・ブライアントよ、永遠に〈DUNKSHOOT〉
- 「普段とは違う雰囲気だった」通算得点で“ジョーダン超え”を達成した日【コビー・ブライアント名勝負:Part.9】〈DUNKSHOOT〉
- ジョーダンとの“最後の対決”で圧巻の55得点!後継者たる理由を示した一戦【コビー・ブライアント名勝負:Part.7】〈DUNKSHOOT〉
- ジョーダンから主役を奪ったコビー。神様を本気にさせた19歳の球宴デビュー戦【コビー・ブライアント名勝負:Part.5】〈DUNKSHOOT〉