専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

ポール&ダンカンを輩出したウェイクフォレスト大の最強メンバーを選定!<DUNKSHOOT>

出野哲也

2021.06.25

【シックスマン】
マグジー・ボーグス
1965年1月9日生。160cm・62kg
カレッジ成績:119試合、平均8.3点、2.4リバウンド、6.6アシスト
NBA成績:889試合、平均7.7点、2.6リバウンド、7.6アシスト

 身長わずか160cm。「子どもの頃からいつも学年で一番背が低かった」と言うのも納得で、NBAの歴史で最も小柄な選手であるが、物珍しさだけの存在ではなく実力も本物だった。
 
 1986、87年に2年続けてカンファレンスのアシスト王とスティール王に輝き、87年ドラフト12位でワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)が指名。1年後に新設球団のシャーロット・ホーネッツへ移ると、翌年は先発PGに定着してリーグ4位の平均10.7アシストを繰り出す。91-92シーズンも4位の9.1本、さらに93-94シーズンの10.1本はジョン・ストックトンに次ぐ2位で、キャリア通算6726本/平均7.6本は、いずれもNBA史上25位以内にランクされている。

 サイズの問題でディフェンスに難があったのは仕方なかったが、“ウォーターバグ(アメンボ)”と形容された敏捷さを武器として、ボールを奪いまくった。惜しむらくは外角のシュート力に欠けていたことで、通算の3ポイント成功率は27.8%、平均得点は最高でも11.1点にとどまった。

文●出野哲也

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号