「最後は薄氷の勝利でしたけど、勝てて良かった」
世界陸上オレゴン大会の男子20キロ競歩で1時間19秒07で2連覇を飾った山西利和(愛知製鋼)がレース後に、安堵の表情を浮かべた。
本人は謙虚に語るが、前回王者らしい貫禄のレースだった。スタートから主導権を握った山西。15キロ地点でベントニーの警告を取られていたが、ラスト1キロは強気にギアを入れ替えた。そして一気に3分41秒に上げると、必死に喰らいついていた東京五輪の銀メダリスト池田向希(旭化成)を大きく突き放し、トップでフィニッシュ。山西は2019年のドーハ大会に続き、日本人初の連覇を成し遂げた。
【動画】日本人がワンツーフィニッシュ!山西の貫禄のレースをチェック
レース後、山西は「非常に暑くて、ライバルも非常にタフでなかなか離れてくれずに、どうしようかなっていうレースだった」と本音を吐露。それでも「最後は薄氷の勝利でしたが、勝てて良かった」と喜びを口にした。
一方、ラストで競り負けた池田は、「負けたくない、負けられないライバルであり、頼もしい先輩でもある」と語ったうえで、「山西選手は他国の選手をマークしているなか、ああやって堂々と歩く姿勢を、勉強させていただきました」と賛辞を贈った。
構成●THE DIGEST編集部
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世界陸上オレゴン大会の男子20キロ競歩で1時間19秒07で2連覇を飾った山西利和(愛知製鋼)がレース後に、安堵の表情を浮かべた。
本人は謙虚に語るが、前回王者らしい貫禄のレースだった。スタートから主導権を握った山西。15キロ地点でベントニーの警告を取られていたが、ラスト1キロは強気にギアを入れ替えた。そして一気に3分41秒に上げると、必死に喰らいついていた東京五輪の銀メダリスト池田向希(旭化成)を大きく突き放し、トップでフィニッシュ。山西は2019年のドーハ大会に続き、日本人初の連覇を成し遂げた。
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レース後、山西は「非常に暑くて、ライバルも非常にタフでなかなか離れてくれずに、どうしようかなっていうレースだった」と本音を吐露。それでも「最後は薄氷の勝利でしたが、勝てて良かった」と喜びを口にした。
一方、ラストで競り負けた池田は、「負けたくない、負けられないライバルであり、頼もしい先輩でもある」と語ったうえで、「山西選手は他国の選手をマークしているなか、ああやって堂々と歩く姿勢を、勉強させていただきました」と賛辞を贈った。
構成●THE DIGEST編集部
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