専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

「腹立たしく思っている」井上尚弥との大一番を控えるバトラー陣営が“周囲の声”に怒り「彼は2度の世界チャンピオンだ」

THE DIGEST編集部

2022.12.01

12月13日に有明アリーナで拳を交える井上(左)とバトラー(右)。(C) Getty Images

12月13日に有明アリーナで拳を交える井上(左)とバトラー(右)。(C) Getty Images

 来る12月13日、ボクシングWBAスーパー・WBC・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)は、東京・有明アリーナでWBO同級王者のポール・バトラー(英国)と4団体統一戦を行なう。ビッグマッチのゴングが刻一刻と近づく中で今回、複数のメディアから“劣勢”との予想が目立つ相手陣営は、周囲の声に怒りを滲ませている。

【動画】4団体王座統一へ! 井上尚弥のKOシーンをプレイバック
 現地時間11月30日、英紙『Liverpool Echo』は、バトラーのトレーナーを務めるジョー・ギャラガー氏のインタビュー記事を掲載。「ポールにチャンスがないような言い方をする人たちがいる」と話し始め、「ポールがこれまで成し遂げてきたことを語ろうとしないのに対して、腹立たしく思っている」と正直な心境を語った。

 その後、「彼は2度の世界チャンピオンだ」とあらためてバトラーの経歴を振り返ったギャラガー氏は、今年4月に判定勝ちを収めたジョナス・スルタン(フィリピン)戦の内容について、「キャリアで最も素晴らしいパフォーマンスの一つだった」と回顧。また、待望の井上戦へ向けても、順調に調整が進んでいるようだ。

 さらに、「最初の一撃を食らって床に倒れ込もうなどとは考えていない」と続けると、「厳しいトレーニングを積んでいる」と現状を報告。対戦相手の井上については、「巧みなファイターだ」と印象を明かし、「しなければならないのは、最高のポール・バトラーを見せること。幸運の女神が絡めば、何が起こるかわからない」と力を込めた。

 ただ、23戦無敗(20KO)と文字通り敵なしのプロキャリアを歩んできた井上と比べると、やはり戦績で劣っている感は否めない。米ボクシングサイト『Ringnews24』によると、バトラー本人も「今までで一番いい状態だ」と自信を口にしていたが、果たして13日の大一番では、どんなファイトが見られるだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「イノウエが世界最高とは思わない」“敵なし”の井上尚弥にSバンタム級王者フルトンが挑発!「パワーを奪ったら何が残る?」

【関連記事】井上尚弥vsフルトンの決着は? 米識者が“モンスター”の将来的な挑戦を分析「凄まじいパワーが階級を上げてどうなるか」

【関連記事】「イノウエはネリと同じ道を辿る」スーパーバンタム級王者が井上尚弥に大胆発言!「俺が圧勝する」と言い放つ根拠は?
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号