来る12月13日、ボクシングWBAスーパー・WBC・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)は、東京・有明アリーナでWBO同級王者のポール・バトラー(英国)と4団体統一戦を行なう。ビッグマッチのゴングが刻一刻と近づく中で今回、複数のメディアから“劣勢”との予想が目立つ相手陣営は、周囲の声に怒りを滲ませている。
【動画】4団体王座統一へ! 井上尚弥のKOシーンをプレイバック 現地時間11月30日、英紙『Liverpool Echo』は、バトラーのトレーナーを務めるジョー・ギャラガー氏のインタビュー記事を掲載。「ポールにチャンスがないような言い方をする人たちがいる」と話し始め、「ポールがこれまで成し遂げてきたことを語ろうとしないのに対して、腹立たしく思っている」と正直な心境を語った。
その後、「彼は2度の世界チャンピオンだ」とあらためてバトラーの経歴を振り返ったギャラガー氏は、今年4月に判定勝ちを収めたジョナス・スルタン(フィリピン)戦の内容について、「キャリアで最も素晴らしいパフォーマンスの一つだった」と回顧。また、待望の井上戦へ向けても、順調に調整が進んでいるようだ。
さらに、「最初の一撃を食らって床に倒れ込もうなどとは考えていない」と続けると、「厳しいトレーニングを積んでいる」と現状を報告。対戦相手の井上については、「巧みなファイターだ」と印象を明かし、「しなければならないのは、最高のポール・バトラーを見せること。幸運の女神が絡めば、何が起こるかわからない」と力を込めた。
ただ、23戦無敗(20KO)と文字通り敵なしのプロキャリアを歩んできた井上と比べると、やはり戦績で劣っている感は否めない。米ボクシングサイト『Ringnews24』によると、バトラー本人も「今までで一番いい状態だ」と自信を口にしていたが、果たして13日の大一番では、どんなファイトが見られるだろうか――。
構成●THE DIGEST編集部
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その後、「彼は2度の世界チャンピオンだ」とあらためてバトラーの経歴を振り返ったギャラガー氏は、今年4月に判定勝ちを収めたジョナス・スルタン(フィリピン)戦の内容について、「キャリアで最も素晴らしいパフォーマンスの一つだった」と回顧。また、待望の井上戦へ向けても、順調に調整が進んでいるようだ。
さらに、「最初の一撃を食らって床に倒れ込もうなどとは考えていない」と続けると、「厳しいトレーニングを積んでいる」と現状を報告。対戦相手の井上については、「巧みなファイターだ」と印象を明かし、「しなければならないのは、最高のポール・バトラーを見せること。幸運の女神が絡めば、何が起こるかわからない」と力を込めた。
ただ、23戦無敗(20KO)と文字通り敵なしのプロキャリアを歩んできた井上と比べると、やはり戦績で劣っている感は否めない。米ボクシングサイト『Ringnews24』によると、バトラー本人も「今までで一番いい状態だ」と自信を口にしていたが、果たして13日の大一番では、どんなファイトが見られるだろうか――。
構成●THE DIGEST編集部
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