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【高松宮記念】大波乱! 異色の戦歴を持つ12番人気ファストフォースはなぜ29戦目にしてG1初勝利を飾れたのか?

THE DIGEST編集部

2023.03.28

 メイケイエールとアグリは道悪がかなり影響しての敗戦となったが、特にメイケイエールは向正面でかなり“行きたがる”様子を覗かせたうえ、直線では狭いスペースの奪い合いでファストフォースに先に入られ、進路をふさがれる不利もあって「そこでキレてしまった」と池添謙一騎手は語っている。以前から指摘されていた気性の難しさに加えて不利を受けては大敗もやむを得まい。
 
 さて、プレビュー記事で推したロータスランド(牝6歳/栗東・辻野泰之厩舎)は6着、ウインマーベル(牡4歳/美浦・深山雅史厩舎)は10着に敗れた。

 ロータスランドは直線で見せ場を作り、「もっと前の位置を取りにいけば3着はあったかもしれない」と岩田康誠騎手が語るように、現在の力は出し切った印象。

 片やウインマーベルは、松山弘平騎手が「タフな馬場に力を奪われて、ラストは厳しくなりました」としたように、やはり道悪が一番の敗因と言えるだろう。

 ただ両馬とも元来ポテンシャルが高い馬だけに、今後もマークを怠らないようにしたいものだ。
<了>

取材・文●三好達彦
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