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NBA

ハズレ年に挙げられるも、ケンプ、ハーダウェイ、ディバッツら11位以下に魅力的な才能が集結。豪華トリオが結成していた可能性も!【NBAドラフト史:1989年】

大井成義

2020.03.27

1989年組の出世頭となったのは4位指名のライス。1997年のオールスターでMVPに輝いたほか、2000年にレイカーズで優勝を経験している。(C)Getty Images

1989年組の出世頭となったのは4位指名のライス。1997年のオールスターでMVPに輝いたほか、2000年にレイカーズで優勝を経験している。(C)Getty Images

■1位のエリソンはケガで失速し、2位のフェリーは海外へ逃亡

 カレッジ史上最強センターの1人と謳われたパトリック・ユーイング(元ニューヨーク・ニックスほか)の獲得競争を緩和させるため、1985年にロッタリー制度が導入され、プレーオフ進出を逃した全チームに対し均等にチャンスが与えられることになった。

 だが、その新たなロッタリーの方式にも問題点が浮上し、1990年から確率調整システム(現在のピンポンボールマシン)に変更される。つまり、1989年は初期の均等確率によるロッタリー方式が用いられた最後の年ということになる。

 ロッタリーに用意された封筒は全部で9枚。ドラムマシンから最初に抜き出された封筒に入っていたのは、レギュラーシーズンの成績が下から6番目のキングスのカードだった。3位までが抽選によって選ばれ、4位以下はレギュラーシーズンの成績順に指名順位が割り振られた。2位ロサンゼルス・クリッパーズ、3位スパーズ、4位マイアミ・ヒート、5位ホーネッツ、6位シカゴ・ブルズに確定する。

 6月27日、ニューヨークのマディソンスクエア・ガーデン内にあるフェルト・フォーラムで、1989年度のNBAドラフトは開催された。前年は3ラウンド制だったが、この年から2ラウンド制に短縮され、現在に至っている。

 NBAドラフトがプライムタイム(時間帯は多少違うが、日本でいうゴールデンタイム)に生中継で全米放送されたのも、1989年からだった。『TBS』が放映し、翌年から10年以上に渡る『TNT』時代を経て、現在は『ESPN』の看板プログラムのひとつだ。
 
 1980年代は大物ドラ1を数多く排出し、1位指名選手のリストには錚々たる顔ぶれが並んでいる。1987年デイビッド・ロビンソン(元スパーズ)、1985年ユーイング、1984年アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)、1983年ラルフ・サンプソン(元ロケッツほか)等々。

 ところが、1989年は突出した選手が不在で、また全体のレベルも一段低かった。珍しく1位指名候補が複数人存在し、誰がトップで選ばれるかドラフト当日までまったくわからない状態だった。ロッタリー終了後、1位指名権を獲得したキングスは指名権のトレードを他チームに打診するも、応じるチームはなかったという。

 1位指名候補に名前が挙がっていたのは、パービス・エリソン(ルイビル大4年)、ダニー・フェリー(デューク大4年)、ショーン・エリオット(アリゾナ大4年)、ステイシー・キング(オクラホマ大4年/元ブルズほか)といった面々。

 カレッジのレギュラーシーズンに選ばれる7つのメジャー個人アウォードは、例年ならば1人の選手がすべて独占するか、もしくは2選手で分け合うケースがほとんどだが、この年は3人の選手で分け合っている。ずば抜けた選手がいなかった何よりの証拠であろう。
 
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エリソンはケガ、フェリーは海外逃亡の末に期待外れと1、2位指名が揃って不発

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