食と体調管理

「食べたいものを食べている」畠田瞳・千愛姉妹が語る、体操選手の食生活とコンディショニング

保坂明美(THE DIGEST編集部)

2021.05.01

妹・千愛(左)、姉・瞳(右)の2人とも体操界のトップとして活躍している畠田姉妹。写真提供:アミューズ

プロとして活躍する方々のインタビューを通し、明日への一歩を応援する「Do My Best, Go!」。第6回は、体操競技で姉妹で活躍する畠田瞳選手と千愛選手のインタビューをお届け。両親が元体操選手であったというきっかけで、幼少時代から体操に親しんできた2人が、日々のコンディション作りや、食生活で気を配っていること、そしてオリンピックも見据えた今後の目標等について語ってもらった。

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――お2人の体操との出会いについてお聞かせください。

畠田瞳(以下瞳)「両親が元体操選手ということで、かつ父親は大学の体操部(日体大男子)の監督もやっているので、職場で遊ばせてもらいたので、自然な形で体操に触れていました」

※編集部注:父はバルセロナ五輪団体総合の銅メダリスト好章氏、母も元ユニバーシアード代表の体操選手友紀子氏。母は現在姉妹のコーチでもある

――小さい頃はスポーツ全体を通して好きなものは何でしたか?

瞳「球技は体操選手で結構苦手な人が多く、私もそうなのですが、みんなと一緒にバレーボールやバスケットボールとかの試合をするのはすごく楽しかった印象があります。

畠田千愛(以下千愛)「体操では走ったりもするので、小さい頃は鬼ごっことか走るのはクラスの中でも速い方だったと思います。あとはドッジボールとかもしていました」

――体操競技が身近にある環境の中で育ったことと思いますが、競技として体操を始めたのはいつ頃ですか? 

瞳「私は他の選手の人と比べると少し遅くて、小学3年生から始めました。きっかけとしては小学2年生の終わり頃の道徳の授業でした。藤子不二雄さんの物語について学んだのですが、その時に藤子不二雄さんが、"勉強とかスポーツは苦手だけど、好きな漫画一筋に打ち込むことですごい人になれた"という話を聞いて、自分もそうなるには何がいいかな、と思った時に一番身近だった体操が浮かび始めました」

千愛「私は小学1年生から始めました。家族全員体操をやっていたのもあり、自然の流れでそのまま本格的に始めていました」

――それぞれ何が得意な種目か聞かせてください。

瞳「私は段違い平行棒を得意種目としています」

千愛「私は平均台が得意種目です」

――お互いが見てアドバイスしたりしているのでしょうか?

瞳「そうですね。あとはできなかったり、わからなかったことを聞き合ったり、教え合ったりしています」

――千愛さんもアドバイスすることがありますか?

千愛「あまりないですが、(姉が)やっている時に自分が得意としてるところで苦戦していたりすると、自分が意識したことを言ってみたりはします」

――ケンカとかはあまりしない?

瞳「する時はしますけど、普通の姉妹に比べたら仲はいい方かなと思います」