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食と体調管理

「日本に必要だと思ってもらえる選手に…」藤田慶和が実感した7人制と15人制ラグビーでのコンディショニングの違い。体重なら6kg減

保坂明美(THE DIGEST編集部)

2021.02.01

スピード感がある7人制ラグビーは、15人制とは異なる魅力があると語る。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

スピード感がある7人制ラグビーは、15人制とは異なる魅力があると語る。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

――東京五輪に向けてどういった日常を送る予定ですか?

「とにかく五輪に向けてベストな状態で挑めるように、あと7か月、1日1日の食事もそうですし、トレーニングも積み重ねていきたいと思います。その積み重ねの先にプレーすることがあればと思っています」

――ワールドカップでラグビーを見た人は15人というイメージがあると思うのですが、7人制のラグビーの魅力を教えてください。

「基本的にやってることはそれほど変わらないのですが、まず人数が少ないので初めてラグビーを見る方にとってはわかりやすいかと思います。ぐちゃぐちゃしないのでクリアに見えますし、速いとか強いとか、そういうシンプルな競技です。しかも時間が14分で前後半が終わるので、見やすい競技かと思います、ルールがよくわからなくて…という方にラグビーの導入として見ていただきたいです。すごい魅力がいっぱい詰まっています」

――グラウンドにいる人数が少ないという点での面白さもありますか?

「ボールにからむ人数が2対2や1対1なのでわかりやすいですし、ゲーム展開もスピーディーなので、ゲーム性があって面白いと思います。一人ひとりのスペースも広いので、見てて『スゲー!』みたいな独走だったり、アタックとかが見られると思います。個々の運動能力も光る競技です」

――個人的にここを見てほしいというのは?

「ランニングの部分が自分の持ち味だと思うのでその点と、あとセブンズでは司令塔的役割のポジションをやってるので、チームをどうさせていくのかとか、チームの中心で試合を運んでいく姿を見てもらえたら。セブンズの司令塔はスイーパーというのですが、スクラムハーフとかスタンドの役割もやります。走って、ラインアウトも投げて、キックも蹴ってとか、全てやります。仕事は多いのですが、すごくやりがいのあるポジションです」

――今後、選手としてこういう選手になっていきたいですか?

「まずは東京五輪でメダルを取ること、そして世界で戦えるインターナショナルな選手になりたいと思います。日本には藤田がいないとダメだよって思われる選手になりたいです。僕はキャプテンではないのでどちらかというとキャプテンを裏で支えられるような存在になれればいいですね」

――YouTubeもされていますね。

「東京五輪までに7人制ラグビーを少しでも多くの方に知っていただきたい、知った上でぜひ見てほしいという思いで始めました。ラグビー界だけではなく、他のスポーツ選手ともコラボしていますので、ぜひ見てください!」

【プロフィール】
藤田慶和(ふじた・よしかず)
1993年9月8日生まれ。184㎝。パナソニック ワイルドナイツ所属。京都府・京都市生まれ。小学3年生からラグビーを始め、洛南中学から東福岡高校に進学。1年からレギュラーで全国高校ラグビー選手権3連覇を挙げた。高校3年時にセブンズ日本代表選出。早稲田大学時代には18歳7か月の史上最年少で15人制ラグビー日本代表デビューを飾り、2015年ワールドカップ日本代表にも選出された。リオ五輪(セブンズ)、2019年のワールドカップ(15人制)でメンバーから外れ悔しさも味わう。以降は、武器であるスピードをアップさせてアタックを磨き、昨春セブンズ代表に復帰した。ラグビーを広めるために自らYouTubeも開設。他競技の選手らとコラボ動画を公開している。
https://www.youtube.com/channel/UCWXtzM-8nFtCZkLfNHIcNvg

取材●保坂明美(THE DIGEST編集部)

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